洞察力

東京都小金井市在のトレーナー瀧本銀次朗が運営するパーソナルメディアです。

アスリート 考えていること

もし僕が「子供に効果的なトレーニングを教えてくれ」と言われたら伝えたいこと

こんにちは。トレーニングコーチの瀧本銀次朗です。

ここ何年も子供の体力低下が騒がれていたり、将来のトップアスリートを養成するために子供のうちからトレーニングを行ったり…といったことがなされています。

僕自身も縁あってこういったトレーニングの指導のお手伝いをさせていただいたこともありますが、あくまで数回のものなので、子供のトレーニングについて正直偉そうなことは言えません。

今現在、トレーナーの諸先輩方の中にジュニア期の選手を対象としたトレーニング指導をしている方もいらっしゃいます。

こういったことは、多くの人から求められていることだと思うし、大変重要なことでもあると思います。

そのなかでやっていることを僕は詳しくは知らないです。

なので、どういったトレーニングをいわゆる「ジュニア期」にやったらいいのか?ということをここに書くことはありませんが、

「将来、トップアスリートを目指すために」

「いつまでも元気で丈夫で健康な体であるために」

ということを念頭においた子供にとってのトレーニングの意味・意義については、考えるところがあるので今回は書いてみようと思います。

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あるトレーニングをしたときの最大の効果は「そのトレーニングをやることが上手くなる」こと

敏捷性、バランス感覚、パワー、持久力、様々な要素を向上させることを目的としてトレーニングは行われます。これは子供も大人も同じだと思います。

ただ、もっともトレーニング効果として現れる要素は、「そのトレーニングを上手にできるようになること」です。

バランスの悪い足元の上でバランスをとるトレーニングでいちばん上手くなるのはそのトレーニングをこなすこと。それ以上に向上する要素なんてありません。

たしかにそれが上手くなったということは、身体のバランスをコントロールする能力がついてきたから、ということも考えられます。

ただ、足元の硬さが変わっただけ、素材が変わっただけ、色が変わっただけ、靴を脱いでいるか履いているか?のちがいだけで、途端に出来なくなってしまうことがあるんです。

 

といっても、狙った能力が向上していない、というところまではいかないです。

バランスをとるという経験をしたことで、「ある条件でのバランスを維持する能力」は多少なりとも向上しています。

ただ、条件が変わってできなくなってしまうということは、「能力が上がった」というよりも「特定のトレーニング(エクササイズ)が上手になった」という要素の方が強いことを証明しています。

このトレーニングをやれば万事OKなんて都合のいいものはない

1回に1時間や2時間くらいなにか特別なことをやって、身体におおきな変化が起こるはずがないんです。

なにかおおきな変化が訪れたとしたら、それは本人のなかでなにかコツとかきっかけとかそういうタイミングがバチッとはまった瞬間に出くわしたからであって。これは狙ってできることではないと僕は考えています。

子供は赤ん坊の時、寝返りするために、ハイハイするために、つかまり立ちるすために、足だけで立って歩くために、四六時中その動作にチャレンジしているはずです。

何回も失敗しているなかで、「あ、これだ!」っていう瞬間がきて新しい動作ができるようになります。

じゃあ赤ん坊が立ったらずっと立ちっぱなしかというと、そんなことないですよね。

失敗して立てないこともあるし、顔面からずっこけることもあります。

一旦成功したからって、そのあとずっと成功しつづけるわけでもないんです。

だから繰り返し、繰り返し練習する。

効果のあるものを効果のあるタイミングで効率よくやろうなんて、絶対に考えちゃダメですよ。

「世の中にそんな都合のいいものなんてないんだから、率先して苦労しろ」ということを、身をもって学ぶことが子供達には必要だと思います。これをこなせるのが「強靭なメンタル」ってやつじゃないんでしょうか?

きっかけをつかむタイミングに早く出会いたかったら、とにかくいろんな体験を本人がすること。これにつきます。

エクササイズの種類や回数やフォームじゃないです。ボリュームとバリエーションが重要。

より多くの条件、より多くのパターンを経験することが運動能力の向上には必要だからです。

試合で全く同じ場面なんて2回としてないんですから。


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