洞察力

東京都小金井市在のトレーナー瀧本銀次朗が運営するパーソナルメディアです。

アスリート 考えていること

ウエイトトレーニングをムリに競技動作に似せなくてもいい理由

こんにちは。トレーニングコーチの瀧本銀次朗です。

アスリートとのトレーニングを行うなかで、これは指導者のスタイルによって意見が分かれるところかも。

両極端にいえば、

筋トレは筋トレ!派

競技動作ありきの筋トレ!派

こんな感じで分かれます。たぶん。

「目的によりけり」といえば今回のテーマは終了ですが、ちょっとくどい感じで僕が思う現在の理想を書いてみます。

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どんな効果を求める手段として鉄の重りをつかうのか?

これによって、フォームに対する考え方は違ってきます。

筋トレ(ウエイトトレーニング)にフォームがあるのは、

  • ケガを防ぐため
  • より強い力を出すため(orより狙った部位に強い刺激を加えるため)

主にこのふたつです。

ウエイトトレーニングのエクササイズフォームは、

関節の特性を考慮した「限りなくムダの少ない身体の使い方ができる」フォームともいえるかもしれません。

これを「エクササイズテクニック」と呼んだりしますが、エクササイズテクニックを習得することで、ウエイトトレーニングでケガをすることなく力を強くしていくことが可能です。

と、いうことは、ウエイトトレーニングのエクササイズテクニックを習得していない状態や、エクササイズテクニックを無視したフォームでのトレーニングを行うと、ケガをしたり、強い力を出せなかったり、狙った部位に刺激が加わらないことがあるということが考えられます。

筋トレはウエイトトレーニングのフォームに従ってやったほうがいい?

ケガをせず、より強い力を出すことができるようになりたいのなら、「ウエイトトレーニングで指定されたフォームに従ってやったほうがいい」ということになります。

ただ、この「ケガをせず、より強い力を出すことができる」フォームが、競技パフォーマンスを向上させるフォームかといえば、必ずしもそうではないです。

スクワットというエクササイズがありますが、スクワットのように両足を揃えて、ややガニ股で、深くしゃがんだり立ったりする動きって競技にありますか?

バレーボールでは、見たことないかな。

バスケでも、ないな。

そもそもバーベル担いでスポーツしないので、そこからもう違いますよね。

筋トレのフォームを競技動作に似せたほうがいい?

じゃあフォームはやっぱりやっている競技動作をもとにして、そこに負荷を加えるというのが良い気もします。

きっと、競技動作を考慮したフォームで筋トレをすれば、

  • 競技動作に反映されやすい
  • アスリート自身がイメージしやすい

ということが起こるのではないか?という期待ができます。

 

ただ…

「イメージしやすい」というのは、きっと多くのアスリートが感じると思いますが、

競技動作に反映されやすいかどうかは確実なものではなく、かえって支障が出ることもあります。

たとえば、スパイクの威力を増したいからダンベル持ってブンブンスイングしたら、スパイク強くなる前にたぶん肩を痛めます。

負荷をそこまで高くしなきゃいいんじゃないか?と思うかもしれませんが、それならスパイク練習したほうが早いですよね。

わざわざ筋トレでやる必要なし。って思うんですが。どうでしょう?

わざわざウエイトトレーニングをやる意味は?

競技練習をせず、わざわざ鉄のカタマリと挌闘する意味はなんだろう?と考えると、

僕のなかでは、一番は「出せる力を強くするため」という答えに至っています。

こちらの記事でも書いたように、目的によってウエイトトレーニングも必要性や全体の練習の中での立ち位置、方法は変わっていくことが前提ですが、

基本的には、ウエイトトレーニングするならそれなりの重量を持ってもらっています。

練習の繰り返しではできない何かを求めて、練習以外のトレーニングはあるはずです。

じゃあウエイトトレーニングは?

バーベルとプレートがあるなら、やっぱりそれをフルに使って、競技云々抜きに出せる力をどんどん強くするのがいいんじゃないでしょうか?

ウエイトトレーニングを取り入れて上手くいかないパターンは…

こういうスタイルでウエイトトレーニングを取り入れて失敗する例は、オフシーズンにまとめてウエイトトレーニングをして、シーズンが始まったら全くやらないとか、年間を通して出せる力の強さの変化が激しい場合です。

どんな競技も、動くのは自分の身体です。

力の強さとか、柔軟性とか、持久力とか、体力要素が変動すればそれだけ身体の感覚も変わります。

この変動が激しいと、より技術的な繊細さが必要とされる場面で不利になる可能性が高くなります。

バレーでいえばスパイクの最高到達点やトスの感覚、バスケだとシュートタッチにあからさまに出ます。

肉体改造!!とオフシーズンに気合を入れてまとめてやる傾向がフィジカル面の強化にはありますが、その方法は諸刃の剣でもあるんです。

体力は年間通して、ゆるやかに向上させていくことが重要です。

場合によっては、「競技動作に負荷を加える方法」も効果が期待できる?

動作によるし、効果を約束できないのであまり自信をもってオススメできないですが…

複雑な動作ほどいじらないほうがいいと思います。

ただ、ウエイトベストを着てジャンプしたり、チューブなどで負荷を加えてスプリントするなどのトレーニングがそれぞれの数値の向上に貢献することはわかっています。

こういうものも、負荷が高ければいいってものではないので、負荷調整はデリケートにしたほうがいいと思います。

 

結局僕はどっち派かといえば、たぶん「筋トレは筋トレ!派」なんだろうな。

競技パフォーマンスにどう活かしていくのか?というのは、別記事で書いていきますので今回はここで勘弁してください。


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