洞察力

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アスリート トレーニング・コンディショニング

本当に強くなりたいなら、すべての要素を徹底して鍛えるべき

この記事について。

体を鍛えていますか?まだまだ格差がある日米スポーツ選手の肉体

なんでいつも日米比較なのかなーと思うのは私だけではないはず。

もっとご近所さんの中国や韓国と比較したらどうなのか。現にNBA選手も輩出してるし。

あとはヨーロッパ圏。ドイツがとくに日本人的に比較対象として参考にしやすいと思うけど。

という話題は置いといて、ひとまず記事の内容を見ての私の考えを書いていきます。

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フィジカルだけが全てじゃない

この記事の意図に「フィジカルが全て、カラダを鍛えるべきだ」というメッセージはありませんが、フィジカルを鍛えることがパフォーマンスアップのための全てではないことはわかっていなきゃいけません。

フィジカルも必要、スキルも必要、メンタルも必要、IQも必要。

おろそかにしていいものはないっていうだけで。

これがいちばんだ!!っていうものはありません。

フィジカルはおろそかにしがち

日本はフィジカル強化がおろそかにされがちなので、上のような記事はどんどん出回って欲しいです。

フィジカルはスキル以上に日々の積み重ねが重要です。正直、みんなであつまってわざわざやらなくたってやろうとおもえばスキルトレーニングよりやりやすい。

上の記事に登場する選手たちのように、合間を縫って自ら身体を鍛えることでもじゅうぶんに効果を上げることができます。

それに加えて、食事と睡眠をしっかりとることで、フィジカルは向上します。

「フィジカルだけ」が劣っているのか?

これが最も私の中で引っかかる問題。

日本は、本当にフィジカル面だけが弱点なのか?

技術的に、世界ランクのものを持っているのか?

メンタルは強いのか?

戦術を理解し、賢くプレーできる選手は多いのか?

NBA選手のような独創的なプレーは、フィジカル強化だけでできるようなものではないです(もちろんフィジカルが劣っていればできないこともたくさんあります)。

いかに精度の高いシュートを打てるか?正確な位置に正確なタイミングでパスをさばけるか?というのもパフォーマンスには大切な要素です。

フィジカルトレーニングばっかり頑張ればいいってもんじゃない。

フィジカルトレーニングも、スキル練習も、チームの練習も、これ以上レベルが上がらなくて良いものなんてないですよ。

長所を磨くのと、短所から目を背けるのとは違う!

日本人としての長所を伸ばしていく、っていう方針も語られることがありますが、これが「長所だけに特化して鍛える」という意味ならなかなかあぶない考え方。

得意不得意はもちろんあります。そんなんあたりまえ。

たしかに欧米の人と日本人は骨格から違うから、力か技かみたいな張り合いを仕掛けることは有効かもしれないけど。

じゃあスキルは日本がどの競技もいちばんと言い切れるでしょうか?

体格・パワーで劣る面を補えるくらいの圧倒的差があるといえるでしょうか?

とくにカラダとカラダがぶつかりあう競技は、技術云々の前に力押しされて終了…なんてこともありえます。

長所を磨くことは私も賛成です。

ただ、長所に目を向けて、短所から目を背けるというのは違うでしょう。

短所を補えるくらい長所を磨く??

これが僕にはわかりません。

長所だけを伸ばしたプレーヤーでいいのか?

良さだけを伸ばしたチームでいいのか?

「どんなプレーも平均以上にできるけれど、どこかずば抜けて優れている点がある」ってならわかるんだけど。

平均以下か苦手なことが敗因となりかねないのに目を背けるって…

うーん。やっぱり納得いかない。

おかしいだろ。

サーブは打てるけどレシーブできません。

シュート打てるけどパス出せません。

こんな選手をずっと試合で起用するか??

要所要所でのプレーならいいかもしれないけど、こんなタイプの選手の集まりじゃあ勝てないです。

劣っているものがあるぶん、長所を磨くって考え方は、まちがえるとこういう選手を増やしかねないですよ。

アメリカの学生から学びたいのは「向上心」

上の記事からもっとも学びたいのは、フィジカルの重要性ではありません。

フィジカルはパフォーマンスを決める重要な要素であり

一方で、パフォーマンスを決める要素のひとつでしかありません。

彼らは、よりパフォーマンスを向上させるために、

高い目標をもち、厳しいトレーニングを自らすすんで実践しています。

記事ではフィジカルトレーニングだけが取り上げられていますが、プロバスケットボール選手やアメリカンフットボール選手が世界的に技術にみれば技術面で劣るなんてことはなくって。

むしろ世界最高峰。みんなあのレベルにあこがれてプレーしてるんです。

こと本国アメリカの若いアスリートたちは、もう目指す基準が国内レベルで違います。フィジカルの平均レベル、スキルの平均レベル、すべてが。

日本の比じゃないですよ。国際大会じゃ金メダルが当たり前で、仕事となりゃ億単位で稼ぐものを目指してるんだから。

勝つためには、長く練習することがいいわけじゃありません。

長所だけを伸ばせばいいわけでもないし、かといって弱点の克服だけをやってりゃいいってわけでもありません。

勝つために必要な、あらゆることをすべてこなしきることこそ、やるべきことです。

チームのプレースタイルをつくって、それに沿った能力を高めるっていうのは納得ですけど、どれかに絞って他は強化しませんっていうのは絶対間違ってます。

 

絞るってこと自体、もうそれラクしたがってますから。

日本人の悪い癖です。これさえやればいい、みたいな考え。

ぜんぶやるんだよ。勝ちたかったら。


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