洞察力

東京都小金井市在のトレーナー瀧本銀次朗が運営するパーソナルメディアです。

アスリート 考えていること

できることなら中学生・高校生に伝えたい、日常生活が勝ち負けに影響する理由

こんにちは。トレーニングコーチの瀧本銀次朗です。

以前、とある中学校のバスケットボール部をサポートしていたことがあります。

もちろん試合にも顔を出すのですが、体育館のロビーでは、勝ったチームは喜び、その傍らで負けたチームは泣きながら先生の話を聞いている…そんな場面を何度もなんども見てきました。

中学校だから、コーチはほとんどの場合先生。

僕のときは同級生のお父さんがボランティアで見てくれてたっけなー。なつかしい。

先生の場合だと、やっぱり負けたときは練習のことだけじゃなく学校での生活態度についても助言をすることが多かったなーという記憶があります。

「苦しいところでがんばれないのは、日頃の学校生活がだらしないからだ」

「つまらないミスを繰り返すのは、服装の乱れがなおらない、清掃ができないからだ」

この言葉が、どこまで子供達に響いていたのかはわかりません。

思春期ですからね。「関係ねーだろ」と聞く耳を持っていなかった子たちも、もしかしたらいたかもしれない。

でもね、今からでも子供たちに伝えたい。

日頃の生活というのは、おおいにパフォーマンスに影響しますよ。

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辛い練習を重ねたら、強くなるか?

なりません。

といってもハードな練習は絶対に必要なので補足すると、「辛い練習さえやれば強くなる」という考えが間違っているということです。

練習時間はせいぜい1日2時間か3時間くらいが限度でしょう。

日照時間の短くなる冬の期間は、とくに中学生は下校時間のこともあってさらに練習時間が短いかもしれません。

1日2時間ちょっとがんばるだけ。

そんなもんで強くなったら、誰も苦労しません。

だからって、練習時間を長くしたらいいというわけではなく、

試合で最高の結果を出すために、「限られた練習時間のなかで最高に質の高い練習」を繰り返し、それ以外の時間は「練習の質をより向上させるための身体とココロの準備」をしなくてはいけません。

練習時間の確保は絶対に限りがあります。

練習時間が日本一長いチームが日本一になっているわけではありません。

勝つチーム、負けるチームがあるのはなぜか?

そのときの運?

それもあるかもね。

ただ、それ以上に差が出るのは

「練習の質」と「練習以外の時間の過ごし方」です。

質の高い練習とは?

これは、どんな練習をやるのがいいのか?という練習の内容のことではありません。

どんな内容の練習でも、効果のでるチームと出ないチームがあります。

個人練習も、同じことを同じ量こなしても、うまくなる選手とならない選手がいます。

内容ももちろん大切ですが、質を高めるには「練習に取り組む姿勢」が重要です。

強い向上心、競争心をもち、集中力を高めた状態で練習に取り組むことができているか?

練習以外のことを考えていたり、関係のない話をしていたり、コート外のことが気になっていたり、時間が気になって時計をチラチラみていたり…

限りある練習時間の質を落とす原因は、自分自身の取り組む姿勢にあります。

練習の質を高めたかったら、練習の時だけ頑張っても意味がない

じゃあ練習に取り組む姿勢を見直して、今日から頑張ろう!

…と、思っても3日も持ちません。

人はそんなに簡単に変われないです。集中できないというのはもう「癖」になっているから。

人生を一変させるほどのターニングポイントにでも巡り合わない限り、1日でコロッと変わろうなんて無理です。

じゃあどうしたら、変われるのか?

それが、「練習以外の時間の過ごし方」を見直すことです。

「その時間に身につけられるものを、最大限身につけよう」と常に努力しているか?

教わっていることをその授業で全て身につけるくらいの集中力をもって、授業に取り組んでいるか?

わざわざテスト勉強を徹夜で頑張らなくたって、授業である程度覚えてしまえるくらい集中して授業に参加しているか?

1回教わったことを1回で自分のものにする能力は、練習だけではつきません。

日頃から集中して物事に取り組み、吸収できるようにすることが大切。

とある有名なバレーボール界のコーチがよくおっしゃっていました。「バカにスポーツは出来ない」と。

テストで点数が取れないのは、単に授業に参加していないからであって、やれば点数が取れるはず。

授業に出ているのに点数が取れないというのはスポーツ選手として問題があります。それが嫌なら、自ら授業への取り組み方を改善しなくちゃいけません。

積極性に欠ける人間は勝てるプレーができない

勝負所で力を発揮できるアスリートは、積極性が違います。

「俺が決める」「俺がやる」「俺にまかせろ」という強気な姿勢は、誰かに頼るのではなく、自ら変化を起こそうとする積極性があってこそです。

拮抗した試合終盤で、より質の高いプレーができるか?

それともミスを怖がり萎縮したプレーになってしまうのか?

高い技術をもっていても、その技術を発揮できなければ勝てません。

あらゆる物事に積極的に取り組むことの出来る選手は、みんなメンタルが強い。

「面倒くさい」「関係ない」「必要ない」「なんで俺がやんなきゃいけないんだ」と、こちらがケツを叩いても行動を起こしたがらない人は、変化をこわがる癖があり、何かを任されることに弱い。

「価値観」や「思考」といった精神的な部分は、無意識に起こるもの。日頃どんな価値観をもって過ごしているかが、危機に直面した時の行動…試合ならプレッシャーのかかる場面で行動にあらわれます。

何度もいうけど、練習さえ頑張ってれば強くなれるわけじゃあないんだ。上手くはなるだろうけど。

朝起きてから夜眠りにつくまで、すべてが勝負だ!!

大げさかな?

いや、そんなことはないですよ。

練習だけが競技パフォーマンスを決める要因ではありません。

何を食べてるか?飲んでるか?

何を考えて過ごしているか?

どんなことが好きでどんなことが嫌いか?

すべてが、競技には影響します。

もし将来、プロのスポーツ選手になりたいと思っていなかったとしても、みんながやる「仕事」っていうのはなんでも勝負の連続。

しかも、勝ち続けなきゃならない。

スポーツの大会のように、終わりはない。

もちろん本気でプロを目指している子は、日常生活も意識して当然でしょう。

がんばれ、未来のトップアスリート。


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