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カラダづくりのコツ

体幹トレーニングばかりがなぜこんなにも効果があると言われているのか?

2017/01/03

体幹トレーニングはスポーツのパフォーマンスアップに効果が高いトレーニングだというイメージがとても強い印象を受けます。

確かに効果はあります。

でも、指導をしているといつも「体幹トレーニングだけで本当にいいの?」と感じてしまうので、今回はなぜ、こんなにも体幹トレーニングの評価が高いのかを考えながら書いてみようと思います。

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なぜ、体幹トレーニングばかりがこんなにも高く評価されているのか?

おそらくですが、こちらが「体幹トレーニング」が日本で高く評価を受けている理由でしょう。

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長友 佑都
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この本は私も購入して読みましたし、とても勉強になりました。

エクササイズの解説はとてもわかりやすいし、何より長友選手の実体験が書かれています。世界で活躍しているサッカー選手の言葉ですから、とても説得力が強いです。

トップアスリートがやっているから、効果が高い?

トップアスリートが実践しているトレーニング方法は、効果が高いというイメージは強いようです。

イチロー選手の初動負荷トレーニングもそうでしたし、現在はダルビッシュ有投手や大谷選手が筋トレで増量したことも話題になりました。

 

でも、

トップアスリートがやっている=効果の高いトレーニングなのでしょうか?

 

これは大きな間違いです。

 

トップアスリートがやっているトレーニングは、そのアスリートのパフォーマンス向上に適したトレーニングだから高い効果が出ているんです。

 

日本では「大きくなること」「重い重量を使うこと」が悪いことだと思われがち

あくまで個人的な印象ですが、日本では身体がおおきくなったり、高重量を扱ったトレーニングが嫌われがちです。

  • 身体が硬くなる
  • 動きが遅くなる
  • 怪我のリスクが高い など…

未だにトレーニングに対する間違った考え方が一般的だからです。

そのため、「身体をうまくつかう方法」「動きがしなやかになる方法」「重りが必要ない、軽い重量でいいトレーニング」のほうが人気が出やすいんです(あくまで個人の印象、です)。

体幹トレーニングは日本人ウケしやすいトレーニング方法

体幹トレーニングはそういう意味では日本人に受け入れられやすいトレーニングでしょう。

器具も必要なし。重量も必要なし。自分の身体をコントロールすることに着目しているので「動きやすくなる」という感覚は出ます。

ただ、これが他のトレーニングでは出ないか?といえばそうではありません。バーベル担いでトレーニングしても、じゅうぶんに効果はでます。

現代人には必要とされているトレーニングでもある

体幹トレーニングのようなエクササイズの実施により、自分の身体をコントロールするという意識をおきやすくなるのは事実です。

なので、体幹トレーニングが意味ないとは言いません。

それに、現代人には高い効果をもたらす可能性は高いです。

普段の生活(私生活の運動量が少ない=身体をコントロールする機会が少ない)からしても、体幹部位の機能は以前の日本人よりも衰えていることは間違いないでしょう。

実際に、私も体幹トレーニングはチームや選手個人のトレーニングに入れています。必要なことに変わりはありません。

でも、体幹トレーニングだけじゃ絶対に強くなれません。

トレーニング=体幹トレーニングのうちは勝てない

トレーニングが体幹トレーニングだけのうちは、絶対に勝てません。

長友選手は体幹トレーニングしかやっていない、ともとれるコメントを本に書いてありますし、実際に当時はそうだったかもしれません。

ただ、あれだけのビッククラブですから、チーム全体でウエイトトレーニングをしている可能性は高いですし、そもそも長友選手には「筋トレをしていた」経験があります。

本のなかでは「筋トレをやっても効果がなかった」というような表現が書かれていますが、

筋トレをして得た筋肉や身体能力に体幹トレーニングの効果が上乗せされたからパフォーマンスが向上したという考え方が自然な考え方であって、

はじめから体幹トレーニングだけやっておけば今のパフォーマンスを発揮できていたか?といえばそうではないでしょう。

長友選手のケースはたらればでしか言えませんが、はっきり言えることは、

重量を扱った筋トレをほとんどやっていなくて体幹トレーニングのみを実施するという方法で体力強化をしているうちは、絶対に強くはなれません。

体幹トレーニングはあくまで体幹部位の機能を高めるトレーニング。身体をうまくコントロールする能力を高める効果も期待できます。

ただ、パワーやスピードをより高めるには高負荷のトレーニングやより全身を使うトレーニングが必要になります。

体幹トレーニングは良いトレーニングですが、万能なトレーニングではありません。

厳しい言い方になりますが、それに気付けないうちフィジカル強化をパフォーマンスアップにつなげることはできないでしょう。


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