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オフシーズンに一気に体力強化をすることをお勧めしない理由とその対策案

2017/10/30

こんにちは。東京都・千葉県の出張パーソナルトレーナー瀧本銀次朗です。

今回は、オフシーズン(いわゆる試合がしばらくない時期)のトレーニングと、体力強化について書いてみます。

はじめにまとめ

  • オフシーズンはトレーニングによる体力強化に時間を割きやすい
  • だからといって、体力強化ばかりをやると技術に支障が出る
  • 頻度や強度は減っても、シーズン中もできる限りトレーニングはしたほうがいい
  • 体力要素の「変動」が少ないほど、シーズンを通して安定したプレーが可能

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オフシーズンに一気に体力強化!はキケン

オフシーズンというと、フィジカルトレーニングに時間を割き、体力強化に努めるといったイメージがあるかもしれません。

実際にこの時期は、個人の能力の向上に重点をおく(重点をおくことができる)時期なので、フィジカルトレーニングを行う時間を確保しやすいです。

ただ、このオフシーズンだけで一気に体力強化をしよう!!という考え方は、私は反対です。

なぜなら、その行為は、競技パフォーマンスの影響を考えると、とってもキケンな行為になってしまうかもしれないからです。

体力要素が急に変化すると、技術に支障が出る可能性が…

体力要素が上がろうと下がろうと、技術的には影響が出ます。

必ずしもそうなるとは限りませんし、そういう実感が感覚的にはない場合もあると思いますが、たいていは一旦技術は落ちます。ちょっと下手になるんです。

単純な例えをあげれば、100%の力でジャンプしたら70cm跳べていた選手が、トレーニングすることによって80cm跳べるようになったとします。

彼がバレーボールのアタッカーなら、最高到達点が向上したことになります。

こういえば都合がよく聞こえますが、トスとのタイミングは以前より若干ずれることになります。もし以前と全く同じタイミングでボールを捉えようとしたら、跳びすぎでジャストミートできないでしょう。

同じ打点で打つにしても、今まで全力で跳びさえすればよかったものが、80〜90%くらいの力で跳ぶことが必要になります。

力の調整や、セッターとのコンビネーションを再度調整していく必要が、体力の変動が大きければ大きいほど出てくるでしょう。

技術のさらなる向上には、体力強化が絶対必要

一旦技術が落ちるといっても、体力強化は絶対に必要です。

以前の記事でも紹介したように、できることを増やす、精度を上げる、できる回数を増やす、という意味では体力は必要不可欠だからです。

たとえば前述した例であれば、最高到達点が高くなるだけでなく、今までよりも楽に同じ打点でスパイクを打てるようになり、その分の余裕がコースを打ち分けるなどのより多くの技術的な要素に対して、プラスに働かせることができます。

「一気に」やるのではなく、「常に」向上させていく

そこで私が現在、最も良いと考え実践しているのは「常に体力を向上させていく」という方法です。

実際には、すべての体力要素を常に向上させるということは不可能ですが、イメージとしてはそういうイメージをもって行うことで技術的な混乱を防ぐことにつながると考えています。

オフシーズンとインシーズンでは、トレーニングに割ける時間が違うことは事実なので、より長い時間を割けるオフシーズンは各体力要素を細かく分け、それぞれに対してアプローチする方法で行います(かなり単純にいえば、筋力なら筋トレ、持久力ならラントレ、みたいな)。

そしてシーズンが近づくにつれて、より体力要素を複合的に考えて種目数が少ない、時間が少ない状態でも、ある程度あらゆる体力要素に刺激が加わるようなプログラムを行っていくようにします。サーキットトレーニングなんかが、典型的な例です。

シーズンに入ると、トレーニングをしない、なんてことになりがちですが、シーズン中も体力要素の向上には目を向けるべきです。試合の疲労を考慮する必要はもちろんありますが、最低でも「維持」をするためには、トレーニングをしない、ということは絶対に割けるべきです。

体力の大幅な「変動」を避けることで技術の向上を効率化させる

オフシーズンにまとめて体力を一気に向上させようとすると、技術に支障が出る可能性は高いです。オフシーズンは個人技術の練習にしっかりと時間を割き、その補助的役割として体力強化を行うことを私はおすすめします。

それに合わせ、試合に近い時期、試合中の時期であってもフィジカルトレーニングを「やらない」という選択肢を避けるべきです。

常に体力要素を向上させることで、体力要素を向上させつつも、大幅な変動を防ぐことができます。そうすることで、技術的な要素への支障をできる限り防ぐことができます。

もちろん、体力が向上していくので技術への支障が全くでないというわけではありません。それだけ個人技術の練習にはしっかりと時間を割いて欲しいですし、そのうえでの体力強化を行うことが理想です。


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