「直角肩やすっきりした背中に憧れて、ジムで背中を鍛えていたら、なぜか肩がどんどん盛り上がってきた」——西新宿でパーソナルジムをやっていると、こうしたご相談を本当によくいただきます。これは頑張った人ほど起きやすい“あるある”で、やり方が雑だったわけでも、努力が足りなかったわけでもありません。今日は「鍛えるほど肩がゴツくなる」のはなぜなのか、機能解剖の視点から整理します。
背中を鍛えているのに肩が盛り上がるのは、肩甲骨が本来あるべき位置からズレたまま負荷をかけているため、使いたい背中ではなく、首から肩にかけての筋肉(僧帽筋)が代わりに働いてしまうからです。問題は「種目」でも「頑張りの量」でもなく、動かす前の“位置”にあります。
Why the trapezius grows直角肩を目指したのに、なぜ僧帽筋が育つのか
きれいな背中や直角肩をつくるには、肩甲骨を背骨に寄せて下に引き下げる動きが欠かせません。本来はここで背中側の筋肉が主役になります。
ところが、肩甲骨が外に開いて上にすくむような位置にあると、背中の筋肉がうまく働けません。その結果、いちばん動員しやすい僧帽筋の上のほうが代わりに頑張ってしまう。これが続くと、目指していた直角肩とは逆に、肩がもっこりと盛り上がって見えるわけです。「ちゃんとやっているのにゴツくなる」の正体は、たいていここにあります。
The root cause原因は「巻き肩・肩甲骨のズレ」
では、なぜ肩甲骨がズレるのか。多くはデスクワーク、スマホ、そして過去のトレーニングのクセで、肩が前に入る「巻き肩」になっていることが原因です。巻き肩のまま背中を動かそうとしても、土台がズレているので狙った場所には効きません。だから、
・鍛えるほど肩や首まわりが張る
・背中の中央のラインが出てこない
・ケアしても、しばらくすると元に戻る
こうしたことが起こります。これは意志や根性の問題ではなく、構造の問題です。
The right order大事なのは「整えてから動く」という順番
ここが今日いちばんお伝えしたいところです。肩甲骨や骨盤が正しい位置で働く感覚を先に身につけ、その上でトレーニングをすると、狙った部位がちゃんと使われるようになります。同じ動きでも、土台が整っているかどうかで結果が真逆になるんです。
当店ではこの「位置を整えてから動く」という考え方を骨格デザインと呼んでいます。詳しくは「骨格デザインとは?」の記事でまとめているので、あわせて読んでみてください。
当店(REAL WORKOUT新宿店)はパーソナルジムです。行うのはトレーニングと呼吸・動きのご指導であり、医療的な治療やマッサージではありません。
FAQよくある質問
Qもう盛り上がってしまった肩は、変われますか?
Q自分で巻き肩を直せますか?
Q運動が苦手でも大丈夫ですか?
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