カラダが硬くてストレッチが長続きしないあなたへ贈る、筋肉が柔らかくなるストレッチの極意

カラダが硬くてストレッチが長続きしないあなたへ贈る、筋肉が柔らかくなるストレッチの極意

こんにちは、瀧本銀次朗です。

今回の記事のテーマは『カラダの硬い人が柔らかくなるためのストレッチ』です。

【この記事を読むことのメリット】

  • カラダが硬くてもカラダを柔らかくするコツがわかる
  • カラダが柔らかくなるメカニズムがわかる
  • カラダが柔らかくなり、思考も柔軟になる(たぶん)

カラダが硬い人にとって、筋トレよりも苦痛なストレッチ。

ぼくもそのひとりです。

トレーニングコーチらしからぬ発言かもしれないけど、ストレッチは正直キライでした。

今でこそ、ストレッチの効果を感じてカラダも柔らかくなってきたのでいいんですけど、やり始めはしんどかった…。

でも、続けてるときちんと効果出てくるんですよね。

きっかけは「180度開脚できるようになりたい!」っていうノリからなんですが、最初は本当に苦痛でした。

痛い。

とにかく痛い。

気持ちいいなんて、そんな感情はこれっぽっちも沸きませんでした。

それでも、なんだかんだ継続して最近ではストレッチしていくうちに開脚しておでこが床につくくらいにまでは柔らかくなりました。

ストレッチが「気持ちいい」と感じるようにも、以前よりはなってきたかも。

ここまできちゃえば、ストレッチの継続なんて筋トレよりもずっと楽チンなんですが、カラダの硬い人にとってはストレッチは筋トレの何百万倍も苦痛です。

僕がそうだったんで。

めっちゃわかります。

今回はカラダが硬くてストレッチで柔らかくはしたいんだけど「そもそもストレッチが苦痛すぎて継続できない!」というあなたに向けて書いてみます。

カラダが硬くて(まだまだ柔らかくしたいけど)苦痛と戦い続けてきた僕だからこそ、書ける内容もあるんで。

ぜひ参考にしてみてください。

どんなにカラダが硬くても、柔らかくなれるストレッチの極意

まず「カラダが柔らかいってどういう事なのか?」を理解しておきましょう。

カラダが柔らかいとは…

  • カラダを脱力させられる
  • 筋肉がよく伸び縮みする
  • 関節の可動域いっぱいに動かす事ができる

細かく突き詰めていけばいろんな定義が考えられますが、ざっくりこんな感じです。

カラダが硬いというのはこれが上手くできていない事を指します。

ということは、カラダを柔らかくしたかったら、

  • カラダを脱力させて
  • 筋肉を伸び縮みさせて
  • 関節の可動域いっぱいに動かす

これをやればいいって事です。

 

だけど、それができないから硬い人は困ってるワケで。

これを実現させる方法を順番に説明していきます。

脱力を促すためのポイント

まず、これができないとストレッチのポーズを取っても絶対に柔らかくなりません。

脱力を促すポイントは3つあります。

【脱力を促すためのポイント】

  1. 深呼吸
  2. 脱力させたい部分をさする
  3. むしろ一旦、力む
深呼吸

深く、ゆっくり呼吸する事で副交感神経が働き、カラダをリラックスモードに変化させられます。

まずはこれだけでも意識してやってみましょう。

個人的なおすすめは

  • 深く吸いながらストレッチをかけていく
  • 深く吐きながらストレッチの姿勢を維持して緊張が解けるのを待つ

よく「息を吐きながらストレッチ」と言われるんですが、ぼくにはあってないみたいで。

この方法の方が効果を感じてます。

ここは個人差あると思うので、いろんな呼吸法をためしてしっくりくる呼吸方法でやってみてください。

脱力させたい部分をさする

これは、ストレッチ痛を和らげるのに効果的です。

例えば僕の場合、開脚のストレッチをしていると膝の内側や太ももの付け根のつっぱり感が強くて、それが苦痛でストレッチの姿勢をキープしにくかったので、そういう部分をさすることでつっぱり感を和らげストレッチを持続させやすくしています。

むしろ一旦、力む

「押してダメなら引いてみる」的な考えだけど、これは結構理にかなった方法なんです。

理論的な細かい解説は省きますが、ざっくり言えば「一旦力を入れた筋肉は、脱力しやすい。」ということです。

リハビリテーションにも活用されているこの方法を自分でやる簡単な方法は、ストレッチの前に軽く筋トレすることです。

股関節周りのストレッチの前にスクワットをする。

肩周りのストレッチの前に腕立て伏せをする。

10回1セットでもいいので、やってみましょう。

なにもやらないでいきなりストレッチよりも、効果を感じるはずです。

筋肉を伸び縮みさせる

人間のカラダは、どこかの筋肉が伸びれば、その反対に付いている筋肉は縮むようにできています。

たとえば開脚の場合だと、太ももの内側は伸びるけど、太ももとお尻の外側の筋肉は縮みます。

カラダが硬い人の場合、筋肉が伸びにくくなっている分、反対側にある筋肉は縮みにくくなっています。

そのまま無理やりストレッチしようとすると、伸びにくい筋肉が痛いだけでなく、縮みにくい筋肉が「つる」事があります。

僕も開脚のストレッチ中、なんどお尻の筋肉がつりそうになった事か…。

これを防ぐためにも一旦「筋トレ」をしてまず筋肉を縮めてみたり、縮むべき筋肉をさきにストレッチさせておくと「つる」ことを防ぐことができます。

関節の可動域を増やす

ここで重要なのは「関節ごとに適切な範囲で可動域を増やしていく事」です。

たとえば、開脚して前屈する場合。

おでこが床につくと「柔らかくなったな〜」と感じますが、これ以上に重要な事があります。

それは、どの関節が動いて前屈しているかです。

開脚前屈の場合、股関節から前に倒れていれば正しく関節の可動域が増えている事になります。

これがたまに、股関節は全く動かずに背骨が大きく曲がって前屈してしまっている事があります。

これは誤りで、必要以上に動いてはいけない関節が動くことによって前屈してしまっています。

これをカラダが覚えると、腰痛をはじめ怪我の原因につながる事もあります。

ただ柔らかくするのではなく「正しく関節を動かせていて」なおかつ柔らかいカラダが、目指すべき柔らかいカラダです。

カラダが柔らかくなると、思考も柔軟になる

「カラダと心は繋がっている」なんてよく言われますが、実はこれ、あながち間違いでもありません。

たとえば頑固ジジイを思い浮かべて欲しいんですけど、融通の利かない頑固ジジイのカラダって柔らかいイメージありますか?

たぶんね、硬いんですよ。

というか事実ベースとして、脳みそが凝り固まって柔軟な考えができない人、融通の利かない人はたいてい、カラダめちゃくちゃ硬いです。

なんでかって、そういう人って常に物事にストレスを抱えて交感神経がMAXで働いちゃってるんですよね。

交感神経が働いてしまっていれば、カラダは興奮して力もうとするので筋肉にも力が入りっぱなしです。

この状態でカラダが柔らかいなんてこと、あり得ないですよね。

 

これを書いている2020年4月23日現在、日本は(というか世界は)コロナウイルスの影響で今までの日常とは程遠い生活を強いられています。

いつ収束するかもわからない。

収束したとしてもいままでの当たり前は当たり前じゃなくなる時代がやってくる。

この状況下で生きていくには、変化に柔軟に対応する能力が問われます。

凝り固まった脳みそで今までと同じことをやっていたら、同じ結果が出るなんてことはありえません。

変化に柔軟に対応するには、柔軟な脳みそが必要。

こういう思考回路を手に入れるには、日頃の心構えを変えていくことがいちばん重要なんですが、それと合わせてストレッチするといいです。

筋トレすると出てくるホルモンの影響でどうしても興奮してしまいがちなので、ストレッチでリラックスするホルモンを分泌させてみてください。

同時に、自分でコントロールできないことをいちいち気にせず、周囲に自分の価値観をあたかも「一般常識」かのように押し付けることを今すぐやめてみましょう。

どんなにあなたが気にしようと、腹を立てようと、他人は他人です。

「あの人のため」とかいう無意味なおせっかいも今すぐやめてください。

そんな気遣い、あなたの言う「あの人」は、あなたに求めてません。

そっとしといてあげてくださいな。

そんな奴に構うよりももっと、あなたにはやる事があります。

心の持ちようを変えて、さらにストレッチしてみてください。

カラダも柔らかくなって、思考も柔軟になり、これからの時代を快適に生きるための新しいライフスタイルを見出すヒントが、思い浮かぶかもしれません。

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